おさかな日記

ステージ4の胃癌闘病だらだらブログ

  

 

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雅(みやび)

Author:雅(みやび)



愛知県在住、41歳、女。

38歳で胃癌を罹患。39歳の時、2014/1/17に胃全摘手術を受けました。
病期はステージ4、現在「クルケンベルグ腫瘍」進行中。
「SP療法」3コース、「IRIS療法」14コース、「XELOX療法」7コース、「サイラムザ療法」6コースを受け、標準治療終了。
現在は病院生活で緩和ケアを受けています。
カテゴリ「おおまかな病歴」を参照してください。

自身の記録を兼ねた、胃癌闘病…と呼ぶにはちょっとアレな、胃癌日記です。

ブログタイトルは、水族館が好きという趣味によります。
 

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2015. 01. 10

★ 確 認 ●

2014/12/10(水)の入院時の、主治医との話、です。
ほぼ1ヶ月かかりましたが…やっとまとめる事が出来ました。。。

長いです。
そして、私にとって、大事な…、とても大事な話、です。


お時間とココロに余裕のある時に、ゆっくりドウゾ。












★・.。゜・●*.



ノートには。

『治療の事…止まってるまま、かも。』

『「いつまでやるの?」「1年くらいってよく聞くけど」「終われば元に戻るし」』

と、書いてきた。



★・.。゜・●*.



…自分の病気の事、特に、抗癌剤治療の事を他人に話すと、ほとんどの人から、だいたい2番目に書いたような事を言われる。そして私はいつも、何と説明すればいいものか…と思い…、でも、実は自分でもキチンと理解してない部分があったりもして、だいたいうまく説明出来ず…、大まかな病状を話すだけ、という事ばかり。


―――こんな話から、切り出した。
そして、主治医の目をまっすぐ見ながら、話を続けた。

「…私は、腹水が陽性。肉眼で確認出来るような転移はないけど…、見えないけど、身体の中に、癌が残っている」
「…あると思う」
「はい。…あと、手術前、先生はリンパ節を取るために脾臓も取る、と言っていたけど、結局取らなかった。取らなかったので…、私は、脾臓の裏のリンパ節に癌が残っている、と思ってます」
「…それは、分からない」
「……そう、なんですか…、分からない…、分からない。はい。
…とにかく。私の身体には、見えないけど癌が残っていて…、それを抑えるために、見える大きさにならないように、抗癌剤治療をやってる。『予防』のための治療、ではない。…合ってますよね」
「そうだね」
「で、治療は一生続く。…体力の続く限り」
「…そうだね」
「手術はもうやらないんですよね」
「…やらない」


…確認、出来た。

『現在、自分がどういう病状で、どういう治療目的で抗癌剤治療をやっているのか』。

そもそもの根本的な、自分の病状に対する認識。

…脾臓の話以外、主治医と一致していた。
合っていた。間違ってなかった。

…良かった。

ずっと…、ずっと、ふわふわもやもやしてたココロの奥が、ストンと落ち着いた気がした。



★・.。゜・●*.



…私は、自分の思う通りにならない事に、とても弱い、らしい。


私は。
胃癌の根治を目的として手術を受けた。
でも、病理検査の結果は悪く…腹水が陽性、遠隔転移有りの診断。いわゆる病期は、予後の悪いステージIV。

手術したけど、治らなかった。
…自分の思う通りにならなかった。


「…その時から、ココロが止まったままなのかも知れない。…そう考えてます。だから倒れたり、未だに泣いたりするのかな、と」
「………」
「手術すれば治って、すぐ元の生活に戻れる、と思ってたけど…、抗癌剤をやる事になって…仕事も辞める事になって…、今までと生活がガラッと変わってしまって。
治療も、予想もしない事ばかり起こって、全然上手くいかなくて…前に進んだ感じがずっとなくて。
……思う通りにならなくて泣く、なんて、子供みたいな…、、、ただのわがままですよね」
「…そんな事はないと思う」
「……そう、ですか…」

肯定的な意見を言ってくれる主治医に、苦笑いする。
…主治医の優しさが、痛い。


胃癌が見つかって、手術をする事になって…、周りに自分の事を知らせる。
返ってくる内容は、だいたい「取っちゃえば治るから」「知り合いで取った人いるけど、普通に食べてお酒飲んだりもしてるよ」「良く聞くけど、腸が小さな胃になってまた普通に食べれるんでしょう?」…などなど。そこまで深刻な話はあまり聞かなかった。
術前の検査や、消化器内科医からの病状の説明、今の主治医…執刀医から手術内容の説明を受けた時も、話が大き過ぎてピンと来ず、ずっと他人事のように聞いていた。
術前に自分でネットや本屋などで色々調べたりもしたけど…正直、良く分からなかった。

「手術をすれば治る」
「悪い所がなくなれば、元に戻る」

そんなもん。その程度。大丈夫大丈夫。

…軽く考えていたし、周りにも、軽く、明るく話してた。


でも、実際に手術を受け、抗癌剤治療をやる事になり…、実際に、点滴の抗癌剤治療を体験した。治療を体験すればする程、自分がどういう状態なのか、だんだん分かって来た。
そして、辛い治療が重なる度…、病気や治療の事をもっともっと、たくさん勉強した。
胃癌、病期、治療法、治療薬、副作用、食事、免疫、医療費、保険、、、。
とにかく、何でも情報を集めた。

ネットの世界は広大。その気になれば、何でも調べられる。何でも分かる。
…真実も。

『自分は大丈夫。…本当に?』

漠然としたココロの不安をかき消したくて…、さらに知識を深め、安心を求めた。

でも、最終的に辿り着くのは、真実。
手術不能の癌を抑えるための、抗癌剤治療。一生続く、終わりのない治療。

『抗癌剤治療は、体力の続く限り、一生やる』

それは、自分自身で決めた事。
でも。


―――他人から病気の事を聞かれると…、自分の病状を、改めて確認させられる。
そして、2番目に書いたような事を言われても、上手に説明出来なくて……
本当はキチンと説明したくなくて、口ごもる。笑ってごまかす。


…相づちを打ちながら静かに話を聞いてくれてる主治医に、いつもある、いつも感じているココロの中のもやもやを、一つ一つ探しながら、伝える。

「分かって欲しい、とは思わないです。分からなくて当たり前だから。…そもそも、自分でも良く分かってなかったし。気遣ってもらえるだけで十分です。有り難い、ですけど…」
「分からないのが当然、だと思う。…もちろん、みんな悪気があって言ってる訳ではないから」
「もちろんです」
「でも…辛いよね」
「………」

辛い。

…そう言ってくれた主治医に、再び苦笑いする。


そう。
…たまに、辛い。



★・.。゜・●*.



「―――仕事、したい?」
主治医は、仕事の話を切り出した。
「……、はい、したいです。自分の生きる意味に繋がってる、って分かっちやいましたから」
「…そう言ってたね」
「でも…単純に、治療費を稼ぎたいですね」
「…ああ…そうだね…。でも、まだまだ早いね」
「…早いですよね。…階段もまともに昇れないのに。家事も1日がかりでやっとこなしてる、とかいう状態なのに。体力使う仕事だなんて…まだまだ早いって、分かってます。分かってるんですが…調子がいいと、焦る。…焦るんですよね……」
「…焦る気持ちがあるのは、仕方ない。あって当然、だと思う」
「…そう、ですか」
「…でも、まだ、早いよね」
「です、ね…」

体力が追いつかない。食べても食べても、一向に安定しない体重。胃のない身体は、そう簡単にはいかない。

体重や体力なんて、すぐに結果が出てくるものではない。
長期戦、だ。

自分に言い聞かせる。

「自分では、4月から、とか考えてますが…、どうですか?」
「…それは、その時になってみないと分からない」
「…ですよね。今からそんな先の話…って。ああ。焦る。焦るんですよ」
「………」

何でこんなに焦るのか…。焦る理由は、実は幾つか心当たりがある。
考えると、早くしなければ、、、と無駄に焦る。焦燥感に駆られる。

でも…、早い。
焦るな、落ち着け。ぼちぼち、だ。

自分に言い聞かせる。


…ホント、自分が嫌になる。



★・.。゜・●*.



抗癌剤の再確認もした。

現時点の治療…IRIS療法(TS-1+CPT-11併用療法)は、すでにセカンドライン。
その先の確認。

「今はイリノテカン…トポテシンを使ってます。で、その先はオキサリプラチン、タキソテール、が控えてますよね」
「そうだね」
「タキソテールのその先…、使える薬がなくなったら、『無治療』になるんですか?」
「…無治療、というのはちょっと違うけど…検査と経過観察、だね」
「いずれは薬を使わない状態になるんですよね」
「……そうだね」
「TS-1はいつまで使えるんですか?」
「…いつまで、とかはない。効き目が無くなるまで」
「効き目が無くなるまで……」
「…薬の変更のタイミング、というのが幾つかある。薬が効かなくなったら。再発したら。そうなった場合、次の薬に替える」
「…私の場合、シスプラチンは体力が無くなってしまったから使うのを止めた。そういう事ですよね」
「………。そうだね」

主治医は私のどの質問に対しても即答はせず…、一呼吸置いてから、言葉を選んで、慎重に答えている様子だった。

自分の発言に間違いがないように?
慌てて私が誤解しないように?

とにかく、丁寧に…慎重に、一つ一つ、キチンと答えてくれた。

相変わらず、真面目な…とても真面目な主治医。
有り難い。



★・.。゜・●*.



★―☆― ★― ★― ☆―

*++*――*++*――*++**++*――

★―☆― ★― ★― ☆―



★・.。゚・●*.



話が終わりに近づいた。

「心配事は尽きないだろうけど…、いつでも聞いて。分からない事は分からないけど、僕が分かる事なら、何でも答えるから」
と、主治医。いつものように、私の肩をポンポンと叩きながら…優しく微笑む。
「ありがとうございます。治療は続くけど…、これからもよろしくお願いします」
ぺこりと主治医におじぎをしながら、話終わった旨を告げ…挨拶する。

挨拶をしながら…、ふと思い付く。
「でも…、3回のシスプラチンがよく効いて、私の身体の中にはもう癌なんて無いんですけどね」
苦笑いしながら、明るく、主治医にそう話す。
「…そう思う事は、とても大切な事、だよ」
にこやかに、主治医。
「…ありがとうございます」
深く…、深く、おじぎ。



長い、長い話に、真剣に向き合ってくれて、本当に感謝してます。

ありがとうございます、主治医。
これからも、よろしくお願いします。


m(_ _)m



★・.。゜・●*.








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『ケモ』とは

ケモ=Chemotherapy(ケモセラピー)

化学療法(がん細胞を殺傷する作用のある薬物を用いる治療法)を指す医療業界用語。
つまり、抗癌剤治療の事です。

ちなみにケモ室=化学療法室の通称。
日帰り(外来)で点滴抗癌剤治療を受ける専用の治療室の事を指します。
『外来化学療法室』『外来化学療法センター』などの名前が一般的ですが、医師や看護師などの医療関係者はほぼ「ケモ室」と呼ぶと思います。
 

社会制度

働けないのに闘病中でお金が掛かる人にとって重要な、社会制度についての記事です。

【その1:傷病手当金】
http://osakana8989.blog.fc2.com/blog-entry-277.html

【その2:障害年金】 http://osakana8989.blog.fc2.com/blog-entry-278.html

個人の見解たっぷりですが、どなたかの参考になれば幸いです。
質問があれば遠慮無くドウゾ!
 

CNJ

 

吐き気に生姜

抗癌剤の主な副作用である吐き気には生姜が効くそうです。
抗癌剤投与3日前から、1日2回、0.5~1gが適量。
多量な摂取はかえって胸焼けを起こすそうなので、適量を守るのが吉。


 

 

 
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